雄町米発祥の地岡山高島の最上級の雄町米だけを使用し、丁寧に醸し上げた後、30ヶ月の低温熟成させ、醸造年度毎に蔵出しするビンテージ純米酒のページです。

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ビンテージofふた穂

ビンテージ of ふた穂ブログ

ふた穂のビンテージ情報や使用米の産地の様子などをお伝えしてまいります。

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2006年醸造 ふた穂 雄町特別純米酒

◆2006年の味わい◆            好評発売中
2006年のふた穂は「清楚」。雄町米と南部流酒造りのコラボレーションが生む、「柔らかさ」と「上品さ」のバランスが絶妙です。少し若さの残る酸味が力のある余韻を創りだしています。今年のふた穂は、しっかりとした意思を柔和な外見で包み込んで凛とした佇まいを見せる大和なでしこ・・・のような酒です。 ふた穂2size.jpg◆2005年米作り・・・高島地区雄町米振興会情報◆
生育期間全般を通して高温傾向にあったため、茎数は平年並み~やや多い、草丈はやや長めとなった。5~6月晴れの日が多く、降雨がほとんどなかったため、中北部の一部地域では水不足で田植えができなかった。南部の直播栽培で、出芽不良による生育の遅れや不足が多くみられた。出穂後、日照不足。9月6日~7日の台風により脱水による白穂、上位葉の裂傷、穂ずれ等による籾の損傷(変色籾の発生)が見られ、出穂と重なった晩生種で特に被害が激しくなった。


◆2006年酒造り・・・北場杜氏酒造り記録より、ちょっと専門的コメント◆
やや小振りの米が入荷。(自社測定千粒重26.3g)モロミで前半の溶けが思わしくない感じがした。醗酵後半は予定を変え温度をあまり下げず3日、4日長くした。ややアミノ酸が気になったが雄町米特有のふくらみのある味が出せたと思う。


◆2006年の出来事◆
 2月冬季五輪トリノ大会開催   

 5月ジャワ島大地震発生   

 6月改正道路交通法施行  

 7月豪雨  

 11月北海道佐呂間町竜巻被害

choryo 08/09/09

2007年醸造 ふた穂 雄町特別純米酒

◆2007年の味わい◆            只今瓶内熟成中

2007年のふた穂は「品格」。きめの細かいなめらかな口当たりと少し甘味すら感じる優しい香り。透明感のある味わいが、やがて旨みへと変化し、さらに磨きあがる品格に期待が持てるお酒。
 まだ残る幼さの中に見え隠れする、育ちの良さ。品格を感じさせるお酒です。  

 

◆2006年米作り・・・高島地区雄町米振興会情報◆
6月上旬~中旬は比較的天候に恵まれていたことから、生育は概ね順調に推移。6月下旬から7月末の梅雨明けまで降雨多く日照少なく稲体は軟弱で、分げつの発生も緩慢。茎数確保できないまま土用干しに入ったところも。8月には高温多日照となり生育は進展。9月はほぼ平年並み。9月下旬以降は平年よりやや高め。


◆2007年酒造り・・・北場杜氏酒造り記録より、ちょっと専門的コメント◆
麹の破精廻りがとても良い。モロミも理想的な放物線を描きながら順調に経過した。 

しぼり中ではシブ味と甘みが残り、熟成に期待したい。しり上がりの酒になったと思う。


◆2007年の出来事◆
 3月東京ミッドタウン グランドオープン

 4月統一地方選挙  

 5月第60回カンヌ国際映画祭で河瀬直美監督の「殯の森」グランプリ獲得。

 7月参院選   

 10月日本郵政公社民営化。(日本郵政グループ)

choryo 08/09/08

2008年醸造 ふた穂 雄町特別純米酒

◆2008年の味わい◆            只今低温瓶内熟成中

2008年9月「呑みきり」での「きき酒結果」です~
2008年のふた穂は、きめの細かいゆっくりとした熟成が進んでおり、まだまだ若いのですが、今の時期としては、とても良い状態です!!2008年らしさをお伝えできるのはまだ少し先ですが、期待して見守りたい、よい仕上がりです。

◆2007年米作り・・・高島地区雄町米振興会情報◆
育苗中の温度がやや低く推移したことから、苗の生育はやや緩慢であった。7月は曇天が続いたため、草丈はやや低め、茎数はやや少なめ~平年並み、幼穂形成はやや遅れた。梅雨明け後は気温、日照時間とも「平年並み」となった。9月以降の気温がかなり高めで推移したことから、登熟が悪化し、成熟期も早まった。


◆2008年酒造り・・・北場杜氏酒造り記録より、ちょっと専門的コメント◆
今年の米は硬いと、情報が入っていたが、原料処理の段階で予想以上に水を吸わなかった。モロミでも溶けが悪い。通常より醗酵温度を1.5℃から2℃程度上げてみた。やや甘みに欠ける印象が残った。


◆2008年の出来事◆
   4月ガソリン税暫定税率廃止

   5月復活 ガソリン価格の高騰

   5月ミャンマー超大型サイクロン直撃・中国四川省大地震

   8月北京五輪開催

choryo 08/09/08

北場杜氏 雄町米への想い

私が雄町米にこだわる理由。それを考える時、必ず、広陵蔵初代杜氏 澤田 薫 杜氏をはじめ代々の杜氏の技術伝承への想いにたどり着きます。
澤田 杜氏は原料処理にはとても厳しく、人一倍気を使う方でした。時計を使わず目で見て、計量器を使わず手触りで判断されていました。原料処理の難しい雄町米を私のような若輩者が今日使えるのも、澤田杜氏、高橋杜氏、下坂杜氏と広陵蔵代々の杜氏が惜しみなくその"技術"を示してくださったおかげです。

雄町米は栽培が難しいと聞きますが、酒造りもとても難しいのです。
粒が大きい割に、吸水が早く、米を研ぐ間にも、あっと言う間に吸水してしまう雄町米は、少しでも気を許してしまうと過吸水し、蒸し米が軟らかくなり過ぎて、おいしいお酒になりません。また、吸水が少なめになり、蒸し米が硬めに仕上がると雄町米のふくらみの味が出てきません。
雄町米の「吸水」は、酒の味に大きく影響する"数秒単位の真剣勝負"となります。
難しいと言われる酒米だからこそ、代々の杜氏の想いを受け継いで、雄町米特有のふくよかな味わいをより醸し出すための挑戦を続けて行きたいと思います。

choryo 08/09/07

高島村史

高島村史(昭和十二年八月十五日 吉備高島聖蹟顕彰会 発行)より

我が高島村が優秀なる米穀を多産するは前述の如くなるも就中雄町撰(原産高島雄町米)の品質優良にして他に追従を許さざるは、実に本村雄町村、岸本甚造翁の粉骨の努力によるものなり。今翁の伝を誌して其の功績の一端を述べん。

  sonsi2.jpg岸本甚造翁

氏は高島村雄町の人、天明八年二月五日を以て生を此の地に享け、慶応元年八月二日病歿す。時に年七十八歳。資性温良、経済の思想に富みて耕耘を好み、作業最も熟練なり。常に稲作の豊歉は、一つにその種子の良否に因るとなし、良種の撰擇には最も努めたりしが、偶々伯耆大山に参拝の帰途、果してその優良品種を認め、之を採収して僅かに二穂を齎らしたれば初めは之れを茶碗に浸し、播種栽培せしものなるが、爾来幾多の辛酸を嘗め、脳漿を絞り、心血を枯らして改良に改良を加へ、遂に現今の原産高島雄町米を得たり。始め伯耆に於て二穂を採収したるに因り、二本草と名付けしも、各地方へ伝播せしにより後は雄町撰と称せらるるに至れり。米質良好粒形大にして、その味も亦神力種等に比較すれば、粘着力強くして尤も賞讃せらる。且又熟期稍々早く、為に地方在来種は殆んど其の跡を絶つに至れり。現今は本邦内地は更なり、遠く外国へも及べり。曩に岡山県農会の照会に依り、北米合衆国へ本種五十石を送付したるが如きはその一例なり。氏が種子改良の功績顕著なるは勿論、原産高島雄町米の名を聞くもの、誰か氏の功績を追憶せざるものあらんや。実に偉大なる功績と言ふ可きなり。今各種の会より贈りし賞状を左に掲げん。

choryo 08/09/06